熱田神宮境内イラストマップ 2007

『熱田神宮境内イラストマップ 2007(熱田神宮制作) Googleマップ 熱田神宮  平成19年(2007)9月21日参拝および奉賛
熱田神宮宮庁 〒456-8585 愛知県名古屋市熱田区神宮1-1-1 TEL: 052-671-4151(代表) TEL: 052-671-3698(造営事業部)
創祠1900年記念造営事業の一環である社殿屋根葺替のために銅板代の寄付を求めています。一口¥2,000より。
社殿屋根葺替を含む「平成の造営」は、平成21年(2009)に竣功しました。平成25年(2013)が創祀1900年とのこと。

下記は『熱田神宮境内イラストマップ』の説明文より引用
[ ]の数字は、上のイラストマップの番号です。

祭神
熱田大神
 相殿(
Note 1) 天照大神(あまてらすおおかみ)・素戔嗚尊(すさのおのみこと)・日本武尊(やまとたけるのみこと)・宮簀姫命(みやすひめのみこと)・建稲種命(たけいなだねのみこと)

由緒
 熱田神宮の創始は、三種の神器(Note 2)の一つ草薙御剣(くさなぎのみつるぎ)(Note 3)の御鎮座により始まります。第12代景行天皇の御代、日本武尊は御東征の後神剣を尊のお妃である宮簀姫命のお手許(緑区大高町氷上)に留め置かれたまま亀山市能褒野でなくなられました。後に宮簀姫命は、社地を熱田にお定めになり、神剣を奉斎されました。
 以来伊勢の神宮につぐ格別に尊いお宮として篤い崇敬をあつめ、延喜式(
Note 4)名神大社・勅祭社(Note 5)に列せられ、国家鎮護の神宮として特別のお取り扱いを受ける一方、「熱田さま」「宮」とも呼ばれ親しまれてきました。

境内
 大都会の中心にありながら静寂で市民の心のオアシスとして親しまれています。境内地は19万平方メートルです。神苑の樹木には、楠の巨木が多く、樹齢1,000年前後と推定されるものが数本あります。弘法大師のお手植えとされる「大楠」[20]、花が咲いても実がならない「ならずの梅」[12]、茶人の愛好する「太郎庵椿」[35]などが点在します。又、古来この境内は不老、不死の理想郷である蓬莱(Note 6)の1つとして尊ばれました。

建造物
  本宮[1] 御本殿は神明造(しんめいづくり)・銅板葺(どうばんぶき)で規模は伊勢の神宮と略同様です。拝殿には、東西翼廊を付設します。他に別宮1社、摂社12社、末社31社が境内外に鎮祭されています。
  
土用殿(どようでん)[5] 宝庫造(ほうこづくり)(井楼組(せいろうぐみ)) 明治26年本殿御改造までは、旧本殿の東に並んで建ち、草薙神剣が奉祀されていました。
  
授与所[9] 御祈祷の申込、お神札、お守はこちら TEL: 052-671-4152
  
祈祷殿[10] 主に自動車の交通安全祈祷を行う建物です。自動車は国道19号線沿いの専用路から出入りし、車の祓所には乗用車約70台が収容できます。
  
西楽所[13] 徳川五代将軍綱吉の再建です。舞楽神事の楽所で豊年際のおためし所ともなります。
  
信長塀[14] 織田信長が桶狭間の合戦での戦勝の報賽(おれい)(Note 7)に奉納した瓦葺の築地塀です。
  
宮庁[17] 社務所 TEL: 052-671-4151(代)
  
熱田神宮会館[18] 結婚式、各種宴会、会議等の申込はこちら TEL: 052-671-0010
  
龍影閣(りょうえいかく)[19] 明治天皇が御臨幸された際に便殿(びんでん)(御休憩所)として使われました。木造二階建、瓦葺で、一階は錬成道場として使われています。(登録文化財)
  
又兵衛[23] 合掌造の原型といわれる江戸時代前期の建物です。各部の材は手斧(ちょうな)仕上げの特色が有り、内部は広間を中心に東西に3室西側に2室と馬屋を設けています。昭和32年移築、竣功。(登録文化財)
  
二十五丁橋[28] 板石25枚をもって造られており名古屋で最古の石橋です。尾張名所図会、名古屋甚句でも名高いものです。
  
佐久間燈籠[29] 佐久間大膳亮勝之が、海上で台風に遭い、当神宮に守護を祈り、難を逃れたので寛永七年(1630)に寄進した高さ8メートルの大石燈籠です。

宝物(熱田神宮宝物館・文化殿)[25] TEL: 052-671-0852
 宝物館には、皇室を始め、代々の幕府、戦国の武将、尾張藩公の奉納品並びに小野道風をはじめとする著名人の手になるもの、更には、各時代の篤志家のまごころこもる献納品を収蔵しています。これらは、国宝・重要文化財28件を始め、古代から現代に至るまでの、2,000点に亘る信仰を物語る宝物4,000余点にのぼります。

[語句説明] 広辞苑によれば、つぎのとおりです。
Note 1 相殿(あいどの) = 同じ社殿に二柱以上の神を合祀すること。また、その社殿。あいでん。
Note 2 三種の神器(さんしゅのじんぎ) = 皇位の標識として歴代の天皇が受け継いできたという三つの宝物。すなわち八咫鏡(やたのかがみ)・天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)・八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)。
Note 3 草薙剣(くさなぎのつるぎ) = 三種の神器の一。記紀で、素戔嗚尊が退治した八岐大蛇(やまたのおろち)の尾から出たと伝える剣。日本武尊が東征の折、これで草を薙ぎ払ったところからの名とされるが、クサは臭、ナギは蛇の意で、原義は蛇の剣の意か。のち、熱田神宮に祀られたが、平氏滅亡に際し海に没したとされる。天叢雲剣。
Note 4 延喜式(えんぎしき) = ①弘仁式・貞観式の後を承けて編集された律令の施行細則。平安初期の禁中の年中儀式や制度などの事を漢文で記す。50巻。905年(延喜5)藤原時平・紀長谷雄・三善清行らが勅を受け、時平の没後、忠平が業を継ぎ、927年(延長5)撰進。967年(康保4)施行。  ②省略
Note 5 勅祭社(ちょくさいしゃ) = 勅祭の際、勅使を遣わして奉幣した神社。賀茂神社・石清水八幡宮・春日神社・熱田神宮・出雲大社・橿原(かしはら)神宮・近江神宮・平安神宮・明治神宮・靖国神社など16社をいう。
Note 6 蓬莱(ほうらい) = ①[史記(秦始皇帝本紀)]三新山の一。中国の伝説で、東海中にあって仙人が住み、不老不死の地とされる霊山。蓬莱山。蓬莱島。よもぎがしま。竹取物語「東の海に-といふ山あるなり」  ②富士・熊野・熱田など霊山・仙境の称。  ③~⑧省略
Note 7 報賽(ほうさい) = 祈願の成就したお礼のため、神仏におまいりをすること。お礼参り。

参考: 天照大神 ≒ 卑弥呼 墓 ≒ Googleマップ 卑弥呼墓(?)  ・ ちなみに卑弥呼の宮殿はこちら Googleマップ 卑弥呼墓(?)
外部リンク: 熱田神宮
各地区公式サイト: 愛知県名古屋市熱田区

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